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せっこうボードは、1895年アメリカのAugustine Sckett によって発明された Sackett Board
を改良し、1902年に工業的に生産されるようになった建築材料で、日本では1921年に製造が開始されました。 現在国内11社23工場のせっこうボードの年間生産量は、5.9億m2、世界では約50ヶ国で約75億m2となっています。
生産量の最も多いアメリカでは、約33億m2となっています。 |
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せっこうボードは、せっこうを芯材として両面をボード用原紙で被覆し、板状に成形したものです。 |
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原料のせっこうには、 天然に産出するせっこうと、
火力発電所などから発生する排煙脱硫せっこう等が使用されています。
せっこうを被覆しているボード用原紙は、新聞・雑誌などの回収故紙から製造されており、森林資源の枯渇防止にも役立っています。
現在、 せっこうボードは建築物の壁、
天井の下地材として最も多く使われている材料で、
アメリカではジプサムウォールボード、
イギリスではプラスターボードともいわれています。 |
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せっこうボードは、こんな所に使われています。 |
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| せっこうボードの施工 |
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施工例:キッチン |
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施工例:リビングルーム |
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| 火に強い |
せっこうボードの芯材は無機質のせっこうですので、燃えることはありません。せっこうには、約21%の結晶水が安定した形で含まれています。これは、ボード1枚に、1升ビン約1本分の水を含んでいる計算になります。火災時にせっこうボードが高温にさらされるとこの結晶水が熱分解し、水蒸気となって徐々に放出され、温度の上昇を遅らせる働きをします。また、せっこうそのものが、伝熱を防止するバリアの役割を果たします。
せっこうボードは、こうしたせっこうの特性によって、建築基準法で防火材料に認められています。そして、
壁の防・耐火構造の材料として、
あるいは柱や梁の耐火被覆材として多用され、
火災の延焼防止に効果を発揮しています。 |
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木造3階建て共同住宅の実大火災実験
(1996年3月・建設省建築研究所) |
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| 音を通しにくい |
せっこうボードには音を通しにくい性質があります。
せっこうボードを1枚で用いるほか、
厚手品の使用や複数枚の重ね張り、さらには吸音材との併用により、たいへん優れた遮音性能を得ることができます。
アパートの住戸間の界壁や、ホテル・病院の壁など、
プライバシーや静けさが要求される場所でもよく使われています。 |
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気密性・断熱性が得られる |
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せっこうボードは、十分な気密性を持った材料ですが、建物の下地材や仕上げ材として使ったときの目地や隅・角などの継ぎ目の部分でも専用の材料や部品を用いてすき間なく処理することができ、気密性が保たれます。
さらに断熱材と複合使用することにより、優れた断熱効果が得られ、暖房や冷房の効果を最大限に発揮することができます。 |
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狂わない |
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せっこうボードは、
温度や湿度の変化に影響されず、
伸び縮みや歪みがほとんどありません。したがって、
高い精度の施工が可能ですし、また長期間の使用に際しても狂いが出てくることがありません。
さらに、せっこうボードの狂わない性質が、建物の気密性や遮音性能を十分に発揮しています。
一方、せっこうボードは水に弱く、水を含むと強度が落ち、
また、強い衝撃を受けると凹むなどの欠点があります。 |
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これらの特長は、正しい施工をすることによってはじめて発揮されるものです。
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